きものを始めたきっかけはなんだったのですか?
俳優座の近くにあった美容室でオーナーをしていた方が姉の友人で、たまに手伝う着付けの仕事が本格的にきものの勉強をするきっかけでした。 そこは多くの一流俳優が来店するので、生半可な着付けでなく一流の着付けを学ぼうと決め、長沼静きもの学院の門を叩きました。
着付けをする上でなにか大切されていることなどはありますか?
若いころは撮影現場に同行して、様々な俳優の着付けやコーディネート、ポスターの着付監修などをしていました。 やはり厳しい世界ではありましたが、一流の人やものの中に身を置くことできた経験は、とても幸せだったと思います。着こなしに大切な色遣いなどは、この時に自然に身についていたのではないかなと思います。 なので、私は日ごろから一流と呼ばれるものをなるべく見たり聞いたりするようにしています。自分の感性を常に育てる努力をするように心がけています。
きもの講師を続けてきた中で心に残っているエピソードなどはありますか?
半年ほど現場から離れた時、二人の娘に『お母さんにはずっときものの先生でいてもらいたい』言われたことがありました。本来なら、母親が働いていれば寂しい思いをさせてしまうものだろうと思ったのですが、この言葉を聞いて本当にとても嬉しく思いました。きものの先生であることを家族が誇らしく思ってくれているのかなと思うと勇気が湧いて、大好きなきものを一人でも多くの方にお伝えできればと…、今も頑張る原動力になっていますね。 
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