" /> 【着物お役立ちコンテンツ】自分でできる着物のお手入れ|着物の着付け、着付教室といえば【長沼静きもの学院】

着物お役立ちコンテンツ 着物を着た後は必ずチェック!自分でできる着物のお手入れ

自分でできる着物のお手入れ

着物を着た日は、一日中程良い緊張感がありますよね。帰宅後は、きっと心地良い疲れにほっと一息つくことでしょう。けれど、着物は脱いで終わりではありません。脱いだ後のお手入れまでが着物を着るということなのです。
そこで、着物を着た後に自分でできるお手入れ方法をご紹介します。少しの手間をかけるだけで、長く大切な着物を愛用することができますよ。

着物を脱いだら、チェックしよう!

家に帰ってきて着物を脱いだら、汚れがつきやすい場所を中心に、汗や汚れ、シワがついていないか全体的にチェックしましょう。

衿(えり)
最も汚れがつきやすいところです。特に首回りの汗や、顔に塗ったファンデーションがついていないかチェックしてみてください。
袖口(そでぐち)
両手の袖口は、皮脂や汗がつきやすいところです。特に内袖をチェック!埃汚れも見逃さないように!
裾(すそ)
砂埃や泥跳ねがつきやすいところです。また、スレがないかもよくチェックしましょう。
左前身頃(まえみごろ)
食事をした日は、よく食べこぼしがないかチェックしましょう。
裏地(うらじ)
意外と見落としがちな裏地。汗染みがついていることが多いので、よくチェックしておきましょう。

汗をかきやすい、背中や帯の下、脇の下、ひじ、膝などの関節部分も、汗で湿っていないか、染みができていないかをチェックしておきましょう。
シワのある部分は後でシワのばしをするために、しっかりと覚えておきます。

なぜ着物はお手入れが必要なの?

汗や汚れ、シワなどが見つかったら、できるだけ早めに対処することがポイント。
けれど、なぜ着物はお手入れが必要なのでしょうか?ちょっと確認しておきましょう。

普段着るお洋服でも、汚れがついたら洗濯し、シワがついたらアイロンなどでのばしますよね。同じように、着物もお手入れが必要なのですが、着物は洋服以上にデリケートです。

例えば、着物についたファンデーションを放っておくと、落としにくくなる恐れがあります。また、着物の主な素材である「絹」は、湿気や水分を寄せつけやすい特徴があるため、スレたり、生地がたるんだり、縮んだり、カビが生えたりと色々なトラブルが起きやすいのです。

特にカビについては気を付けなくてはなりません。絹は湿気を吸いやすいだけでなく、加工のときに使用する糊など、原因になるものが多いのです。

お気に入りの着物を長持ちさせるためにも、ぜひ正しいお手入れ方法を覚えて実践しましょう。

自分でできる!着物のお手入れ方法

では、実際に着物を着た後にやっておきたいお手入れ方法をご紹介します。

まず、着物を脱いだら、着物ハンガーにかけて風通しの良い日陰に干しましょう。とはいえ、あまり長い時間干しすぎると型崩れの原因になるので、一時間前後、長くても一晩程度に留めておきましょう。
湿気を取り除くことでカビ防止になりますし、シワも取り除くことができます。帯も同じようにハンガーにかけ、湿気を取りましょう。扇風機を全体的に当てると、埃が取れやすくなります。

ハンガーにかけたら、先ほどのチェックを行います。汗をかいた日などに、もし目立つ汚れや、シワなどがあるなら、気づいた時点で対処を行っておきましょう。
それぞれの対処法をご紹介します。

汗対策
もし汗がたくさんついてしまった場所があれば、霧吹きでシュッと部分的に少し水を含ませ、タオルで叩いておきます。ただし、水を含ませすぎると生地が縮んでしまうのであくまで少量に。
シミ・汚れ対策
化粧品やマジック、お茶、コーヒー、お酒、血液、泥などのシミや汚れは、自分でできる範囲で、早めに応急処置を行っておきましょう。シミの種類によって対処方法は異なるので、「着物にシミができたときの処置」のページで解説している方法で行ってください。
埃対策
着物をハンガーにかけたら、ブラシで必ず埃を落としましょう。
ブラシは、豚毛の着物用やカシミヤ用が向いています。ない場合は、ベルベットやビロードなどの布や化粧用パフなどを使うのもOKです。
シワ対策
シワが目立つ場所には、アイロンでのばすという方法があります。しかし、アイロンは最終手段とし、陰干ししても取れない場合にかけるようにします。布はアイロンの熱で変色する恐れもありますし、金銀の糸や金箔部分に当てると変色してしまうからです。
やむを得ずかけるときは、必ず「当て布」をして、生地の裏側からかけるのが基本です。
スチームアイロンは生地が縮んでしまうので厳禁です。どうしてもスチームを使いたい場合には、当て布をほんのわずかに湿らせて、その上からアイロンをかけましょう。
また、陰干しをした後でもまだシワが残っているところは、汗がついている可能性があります。その場合、シワ抜きではなく、汗抜きを行っておくといいでしょう。将来、汗染みになるのを防ぐことができますよ。

ここに注意!着物のお手入れ

着物のお手入れで注意してほしいのが、落とし方の分からない汚れについては、自己判断で対処しようとしないこと。間違った方法でケアしてしまい、色が抜けてしまったり、かえって生地にダメージが加わったりと、取り返しのつかないことになってしまう恐れがあるからです。
お手入れ方法が分からない場合には、着物のプロに相談しましょう。

着物のお手入れは、できるだけ早い対処がポイント。ダメージも最小限にとどめることができます。脱いだ後の流れを覚えてしまえば、サッと素早くできるようになりますよ。ぜひ着物美人の心得として実践しましょう。

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