2026年の干支「午(うま)」は、勢いよく駆け抜ける力強さから、飛躍を象徴する年といわれています。
また、干支の守り本尊である勢至菩薩(せいしぼさつ)は、迷いを断ち切り未来へと導く智慧の仏様として親しまれてきました。
今回は、午年にぴったりな馬にゆかりのある関西の神社・寺院をご紹介します。新年の初詣や、きものでのお出かけルートとしてもおすすめです。
年男・年女は守り本尊の「勢至菩薩」へ参拝を
干支にはそれぞれ守り本尊(守護する仏様)が定められており、午年生まれの人を見守るのは「勢至菩薩(せいしぼさつ)」とされています。
勢至菩薩は、強い智慧の光で迷いや不安を払い、進むべき道へ静かに導いてくれる存在です。新しい挑戦を控えている時や、心の軸を整えたい節目のタイミングに寄り添ってくれる仏様といえるでしょう。
2026年の年男・年女にとっては、勢至菩薩への参拝はとくに縁起が良いとされ、初詣にも最適。手を合わせることで迷いが静まり、前へ進む勇気がふっと湧いてくるかもしれません。
一年の指針を立てたい方、気持ちを新たに年を迎えたい方におすすめの参拝先です。
大阪・神戸で勢至菩薩に会える寺院
勢至菩薩にゆかりのある大阪・神戸エリアの寺院を紹介します。
和光寺(大阪)
和光寺の本尊は「善光寺式阿弥陀如来」と呼ばれる阿弥陀三尊像で、信濃善光寺の秘仏本尊を写したものと伝えられています。
念佛寺(神戸)
念佛寺は、豊臣秀吉の正室・北の政所(ねね)の別邸跡と伝わる歴史ある寺院です。「沙羅樹園」と呼ばれる庭園には、樹齢300年以上とされる沙羅双樹の大樹が植えられており、6月中旬から下旬にかけて綺麗な花を咲かせます。
本堂には中央に阿弥陀如来、右側に勢至菩薩が祀られ、心を落ち着けたいときに訪れたくなる空間です。

関西の「馬」にゆかりのある神社・寺院
馬は古来より、力強く前に進む象徴として信仰され、勝負事・仕事・旅の安全祈願として大切にされてきました。
午年に参拝したくなるような、馬にゆかりのある大阪・神戸・京都の神社をご紹介します。
住吉大社(大阪市住吉区)
住吉大社は、全国でも有名な「白馬(あおうま)神事」が行われる神社です。神馬「白雪号」が境内を駆け巡る神事は圧巻で、年の初めに白馬を見ると邪気が祓われると伝えられてきました。
ご祭神である住吉大神は、古くから祓い清めの神として信仰されてきたため、心身を浄めて新たな一年を迎えたい初詣にふさわしい参拝先といえるでしょう。また、海の神として航海・旅の安全を守る存在でもあり、転機の旅立ちや挑戦の後押しを願う人にもおすすめです。

石切劔箭神社(大阪市東石切町)
石切劔箭(いしきりつるぎや)神社は、「でんぼの神さん」として地元の方々から親しまれている神社です。病気平癒、特に腫れものやできものにご利益があるとされ、健康を願う参拝者が古くから多く訪れています。
そして境内には、気品あふれる馬の銅像が佇んでいます。こちらは元競走馬の「イシキリツルギヤ号」という牝馬で、馬名が神社名と同じという少し不思議な縁を持つ存在。引退後は神馬として奉納され、祭礼などでその役目を立派に果たしてきました。

藤森神社(京都市伏見区)
藤森神社は馬の守護神として名高く、「駈馬(かけうま)神事」が有名な神社です。また、菖蒲の節句発祥の社として知られ、古くから勝運の神として人々の厚い信仰を集めてきました。
湊川神社(神戸市中央区)
湊川神社は、武将・楠木正成公を祀る神社です。武将であることから馬との縁も深く、春の「楠公武者行列」では約30頭の馬が巡行する壮観な祭礼が行われます。
さらに境内には、楠木正成公ゆかりの品々を展示する宝物殿があり、武将としての生涯や歴史を深く知ることができます。また、能楽などの公演が行われる神能殿も併設されており、雅やかな和の文化に触れられる特別な空間です。
ご利益は開運招福、厄除け、家内安全、商売繁盛、学業成就など多岐にわたり、人生の節目や大切な願いごとに応えてくれる神社です。

まとめ
馬は古くから、飛躍や勝負運の象徴とされ、力強く道を切り開く存在とされてきました。また、午年の守り本尊である勢至菩薩は、迷いを晴らし、進むべき道を照らす智慧の仏様。
2026年は、新しい挑戦や人生の節目を迎える方にとって、運気の追い風が背中を押してくれる一年になるでしょう。
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