秋は穏やかな気候の日が多く、結婚式にも人気のシーズンです。過ごしやすい日が増えるため、「せっかくなら結婚式にきものを着て参列したい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
結婚式できものを着る場合は、季節だけでなく、新郎新婦との関係性や自分の立場に合った装いを選ぶことが大切です。
今回は、秋の結婚式にふさわしいきものの種類や色柄、立場別の選び方についてご紹介します。

秋の結婚式にふさわしいきもの選びのポイント
結婚式できものを着る際は、季節や会場の雰囲気を考えながら、お祝いの席にふさわしい装いを選びましょう。
季節に合わせたきものの種類を選ぼう
きものは季節によって、仕立てや素材を使い分けるのが基本です。
一般的に、7~8月の盛夏には「絽(ろ)」や「紗(しゃ)」などの薄物、6月や9月など季節の変わり目には裏地のない「単衣(ひとえ)」、10月から翌年5月頃までは裏地の付いた「袷(あわせ)」を着用します。
そのため、秋の結婚式では、9月頃は単衣、10〜11月頃は袷のきものを選ぶのが基本です。ただし、近年は9月以降も厳しい暑さが続くことがあります。季節の装いを基本に、気温や会場の空調も考慮して選びましょう。
秋らしい色柄やコーディネートを意識しよう
秋の結婚式では、季節を感じさせる色や柄を取り入れるのも楽しみの一つです。
たとえば、菊や紅葉、萩、すすきなど、秋を代表するモチーフを選んでみてもよいでしょう。色はえんじや山吹色、深みのある緑や紫などを取り入れると、秋らしい落ち着いた雰囲気になります。
一方で、秋らしい色は落ち着きがある分、暗い印象になりすぎないように意識することも大切です。結婚式というお祝いの場に合わせて、華やかな柄を選んだり、小物に明るい色を取り入れたりするのもおすすめです。
会場や格式に合わせた装いを心掛けよう
秋の結婚式では、ガーデンウェディングなど屋外で過ごす機会もあります。会場の雰囲気や格式に合わせて、ふさわしい装いを選びましょう。
格式の高いホテルや専門式場、神社などでは、品格と華やかさのある装いが適しています。一方、ガーデンウェディングでは、秋らしい色柄を取り入れながら、自然に囲まれた会場になじむ装いを選ぶと素敵です。
また、帯は礼装にふさわしい袋帯を基本とし、金銀を取り入れた帯や小物を合わせると、お祝いの席にふさわしい華やかさを添えられます。
結婚式では立場に合わせたきもの選びが大切
結婚式では、新郎新婦との関係によって求められる装いの格が異なります。とくに親族として出席する場合は、ゲストを迎える側でもあるため、立場を意識して選びましょう。
親族・親・兄弟姉妹が着るきもの
新郎新婦の母親や祖母など、近しい既婚女性の親族が着る代表的な礼装が「黒留袖(くろとめそで)」です。地色が黒で、裾部分に華やかな模様が描かれており、五つ紋を入れた黒留袖は既婚女性の礼装とされています。
「色留袖(いろとめそで)」は黒以外の地色で仕立てられた留袖です。既婚・未婚を問わず着用でき、親族のほか、主賓など格式を求められる立場にも適しています。紋の数によって格が異なるため、立場や式の格式に合わせて選びましょう。
未婚の姉妹や親族であれば「振袖(ふりそで)」も選択肢の一つです。振袖は未婚女性の礼装で、華やかな装いがお祝いの席を彩ります。
このほか、親族との関係性や式の格式によっては「訪問着(ほうもんぎ)」を着用することもあります。親族間で装いの格をそろえる場合もあるため、事前に両家で確認しておくと安心です。

親族以外でもきものを着ることはできる?
親族以外のゲストも、もちろんきもので結婚式に参列できます。
たとえば、未婚女性であれば振袖、上司や恩師、会社関係者などであれば色留袖や訪問着などが選択肢になります。
大切なのは、自分の立場と結婚式の格式に合わせることです。主役である新郎新婦より目立ちすぎないことにも配慮しながら、お祝いの気持ちが伝わる上品な装いを心掛けましょう。
友人や同僚として出席する場合の訪問着については、「結婚式にふさわしい訪問着の選び方」でも詳しくご紹介しています。

結婚式のきものレンタルと着付け
「礼装用のきものを持っていない」という場合は、レンタルを利用する方法もあります。
長沼静きものひとときなら礼装選びも安心
長沼静きものひとときでは、振袖・留袖・訪問着など、さまざまなきものを取り扱っています。
きものに馴染みのない方でも、専門スタッフに季節や場所に合わせたコーディネートを相談できるため、「親族として何を着ればよい?」「秋らしい装いにしたい」といった場合にも相談しながら選べます。
きものだけでなく、帯や小物まで含めてトータルでコーディネートできるのも魅力です。
着付けは長沼静きもの学院へ
結婚式のような長時間の席では、美しい着姿はもちろん、着崩れしにくく快適に過ごせることも大切です。
長沼静きものひとときでレンタルしたきものは、全国の長沼静きもの学院の教室でも着付けを受けられます。きもの選びから当日の着付けまで相談できるため、きものに慣れていない方にも安心です。
大切な結婚式には、自分の立場や季節にふさわしい一着を選び、美しいきもの姿で出席してみてはいかがでしょうか。
まとめ
秋の結婚式にきもので参列する際は、季節に合った仕立てや色柄だけでなく、新郎新婦との関係性や会場の格式を考えて選ぶことが大切です。
また、親族なら黒留袖や色留袖、未婚女性なら振袖など、立場によってふさわしいきものは異なります。迷ったときは、長沼静きものひとときなどの専門スタッフに相談しながら選ぶことで、自分の立場や季節に合った一着を見つけやすくなるでしょう。